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インタビュー 足立喜一朗




気持ちいいインタビューだったと思います。いや私が主催したわけではないのですが、足立さんのなんとも飾りっ気のない?掛け値なしのコメントが好感持てる。 そしてその好感度がまことに作品に落とし込まれ、今度は作品から掛け値なしのメッセージを私たちは受け取ることができます。
うん、なんか英文の翻訳みたいな文章になってしまいましたがwインタビューとしては面白いなぁと思った。泥臭くて。いや泥臭くないインタビューなんて誰も食べないからねン。

 以下クリッピング↓↓


int-adachi of AISHO MIURA ARTS

まだ記憶に新しい2007年東京都現代美術館でのグループ展『Space for your future ~アートとデザインの遺伝子を組み替える』にて鮮烈なデビューを果たし、それ以降も作品を様々なカタチに変容させながら、国内外で勢力的に活動されている足立喜一朗さんへ、3月20日からの個展に関して現在の制作環境やモチベーション、またこれまでの変遷などを同世代のギャラリストとして聞いてみました。

聞き手 : : 三浦愛正
このインタビューは2010.3.20-4.18の期間アイショウミウラアーツで開催される足立喜一朗個展"SOAP"開催に準じて収録したものです。




三浦
足立さんと私は実は大学が同じで、大学院入学と学部の卒業ですれ違いでしたね。それを知ったキッカケはやっぱりあれ、長谷川祐子さん企画の東京都現代美術館(以降::MOT)での展覧会『SPACE FOR YOUR FUTURE - アートとデザインの遺伝子を組み替える』 (2007)あれを見てビックリしました。日本の美術界で言えばまさに"シンデレラボーイ"無名から一気に美術館の企画展、そのキッカケはだれもが気になっていることだとは思いますし、あの展覧会は足立さんにとってターニングポイントとなったと思いますが、もしよろしければ展覧会に抜擢される経緯などをお聞かせいただければと思います。


足立
大学を卒業してからずっと立体を作りたかったんですけど、アトリエの問題なんかでなかなかできずにいたんです。そんな事でうやむやしてる時に、取手アートプロジェクトという公募展がありました。
プロディーサーもヤノベケンジさんで、作る場所も提供されるということだったんで「ジャイアント・モーラー」というアイデアで応募してみたんです。その時にヤノベさんが僕の過去作品<e.e.no.24>も出せと言ってくれてその展覧会に二つの作品を出すことにしました。そして友達の力も借りてなんとか作品も完成してオープンを迎えることができました。今思い返しても終末処理場(取手アートプロジェクトの会場)での展示は色んな作家のエネルギーに溢れていていい刺激になったと思います。そして会期中、ちょうど芸大の取手校舎に来ていた長谷川さんをヤノベさんが呼んで展示を案内して回ってくれました。そして展示も終えて一ヶ月経ったぐらいに長谷川さんから「来年のMOTでする展覧会に電話ボックスの作品を出して頂けませんか?」と突然電話があったんです。その展覧会が「SPACE FOR YOUR FUTURE」だったんです。あとちゃんとしたポートフォリオも送ってほしいと。その頃は作品に平面作品こそありましたが、立体作品でカタチになっているものは<e.e.no.24>と<ジャイアント・モーラー>だけでした。これじゃマズいと思って作品のアイデアはわりとあったのでそれをPhotoshopで作ったりしてポートフォリオを埋めました(笑)だから「SPACE FOR YOUR FUTURE」がターニングポイントというよりもスタートラインという感じでしたね。それまで作品と呼べるものはほとんどなかったんですから。


"e.e.no.24(DISCOMMUNICATION)"2004


e.e.no.24 in Shimokitazawa


三浦
なるほど。そのような経緯があったのですね。そう言った意味ではまさにターニングポイントというよりスタートラインですね。今でこそ現代美術の美術館は増えましたけど、当時最も著名な日本の現代美術館での企画展とその後の美術館への作品収蔵。この一連の流れは国内で現代美術を主軸に活動する多くの作家が目指す一つの目標でもあるかとは思いますが、MOTに作品が収蔵されて、何か目に見えるかたちで起こった変化はありますか?


足立
自分の作品が半永久的に最適な環境で保存、また自分の死後も展示してもらえるというのは作家にとって光栄な事だと思いです。目に見えて変わった事はあまりない気がします。収蔵されるされない関わらず、学芸員の方は一人の作家として接してくれるだろうし、強いて言えば人目に触れる機会が増えたので少しは紹介が楽になったぐらいですね(笑)
それよりも変化は心情のほうが大きい気がします。スタートラインでいきなりMOTに収蔵して頂くという名誉をもらいましたので、それに劣らない作品を作り続けたい!というわかりやすいプレッシャーと意欲みたいな感じです。

三浦
そうですね。保存や美術史の文脈として歴史的に評価されるということは、即物的なことではないので、長い眼でその影響を受けるものなのかもしれませんね。さてさて、そんな足立さんですが、去年の横浜ZAIMでの展覧会『シャングリラ』、そしてYUKA contemporaryで開催した『シャングリラ2』につづき今回の新作展ですが、インタビューの通りこれまでに劣らないマスターピースを展示いただけるとお聞きしましたが(笑)まずは展覧会タイトル『SOAP』について少しお話を頂ければと思います。


足立
SOAPとはSymbol Of Absolute Power(絶対的な力の象徴)の事です。若干ではあるんですが、前回のシャングリラにリンクしています。私たちは森を切り開き、土をコンクリートで固め、ビルを建ててきました。そしてその世界を維持する為に宗教、通貨、法律などを作ってきました。きっとその作業は延々と続いていくものだと思うんです。シャングリラでは自然をコントロールできるカタチにまで押し殺して私たちの俗世界に持ち込んだ時の不自然さを表しました。SOAPはその力にスポットを当てたものです。



"シャングリラ"ZAIMでの展示風景 2009


OOM (Out Of the Mercy)


三浦
たしかに身につける装飾品や家具、鹿の角など他の生物の生体の解釈に至るまで、よく考えれば何から何まで根本的に人間はなんでも"力の象徴" "権力の象徴"として考え方を落ち着かせるように思います。足立さん自身はその"力"をどのように捉えているのでしょうか?




"LOVE"2008


"Dolce Bambina"2007


足立
力というのは私たちがいつの時代においても求めてきたものだと捉えています。そしてここでは全ての力の上に君臨するものを絶対的な力と呼んでいます。絶対的な力がないと私たちの世界は維持できないと僕は思います。かつては絶対的な力は神のもとにあり、世界はそれを中心に形成されていました。そして現在ではそのポジションを経済が奪い世界を回しています。でももっとワクワクするものが絶対的な力として君臨したら世界はもっと楽しくなるんじゃないのかと。そのワクワクするものを今回は展示できればと思っています。

三浦
そうですね。ぼくも複雑になりすぎた世界のメタファーとして美術を見るとき、表現に関わらずシンプルなものにひかれます。”力”という抜本的な思想を示すとき美術は非常に優れたエレメントかもしれませんね。より展覧会が楽しみになってきました!(笑)
ちょっと質問の内容が戻る感じになるのですが、足立さんが考える現状についてお訪ねしたいと思います。色々日々考えは巡り変わると思いますが、例えば、日本の社会・文化の状況について、独創的な視点を足立さんはお持ちだと思います。その独自の現状認識のなかで、ひとりのアーティストとしてできると実感していること、またその可能性についてどう考えますか?



足立
日々生活をしていると何かしら疑問や不満が生まれてきます。でも政治を変えたいなら政治家になるべきだし、人の命を救いたいなら医者にならないといけない。それに比べアートというのは直接的な意味では非常に弱い存在です。でも考えるきっかけを与えてくれるものだと思います。
僕のしていることはその疑問や不満を批判するのではなく、こういうカタチになってもいいんじゃないのか、という理想型の提示です。友達は「ドラえもんの道具みたいね」と言いましたが、最近はその通りかもな、とも思ってきています(笑)


三浦
『政治を変えたいなら政治家になるべきだし、人の命を救いたいなら医者にならないといけない』これいいね。賛成。
確かにアートは世の中を変えてゆくキッカケになるかもしれませんが、アートが普遍的万能薬と考えるのはいささか危険だと思いますし、そういった意味でも”ドラえもんの道具”って夢も理想も現実もあってなんだかズバリですね。その友達、作家になればいいのに(笑)
いま身の回りで何が不足しているとかんじますか?



足立
皆気付いている事ですが、今の世の中はモノが溢れていて恐らく足りないものなんてないと思います。
結局は消費の為に無理矢理新しいものを生産して古いものを消していく、この繰り返し。しかもその新しいものの価値と言えば、より便利になっただけですよね。でもその世界に頼って生きている僕たちはそれを批判する資格なんてないと思います。ヒッピーの生活が結局は破綻を迎えたように、もう戻れないのかもしれません。今あるもののバージョンアップではなく新しい価値を見つけること、これが今の僕にできるなんだろうなと感じます。

三浦
お忙しいところありがとうございました。3月20日からの展覧会期待しています(笑)
制作頑張ってください。


足立
ありがとうございました。


int-adachi - AISHO MIURA ARTSより。



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